私たちは海外旅行をすると、眠たくなったり、体がだるいなどの兆候が現れることがあります。これを俗に「時差ボケ」と呼びますが、実際には私の見解では、「磁差ボケ」なのです。地球磁場を急激に横断することで、体が微妙な変調に陥ります。温泉が私たちの体に良い影響を与えるのは、通常言われている薬効成分のおかげではなく、むしろ温泉地域には強力な地球磁場が働いているからです。したがって、温泉に行きたいという欲求は、実際には自然の磁場に触れたいという欲求なのです。私たちの生活はますます自然から遠ざかっていますが、本来ならば毎日裸足で自然の土を踏むことが、最も健康的な方法なのです。
従って、外で歩いていて疲れたと感じたら、公園を見つけて子どもと一緒に裸足になり、砂場に入ってみましょう。体に活気が戻り、心も穏やかになります。また、太陽のエネルギーを吸収することも、生体磁気を活性化する良い方法です。太陽からは人間の体にプラスの磁気エネルギーが注がれています。
人体では、大まかに言うと右手がプラス極性を持ち、左手がマイナス極性を持っているため、太陽のプラスエネルギーは左手のマイナスエネルギーに引き寄せられます。ですから、朝に太陽が昇るときには、左手を太陽にかざし、右手をみぞおちに当てて、太陽エネルギーを体内に取り込みます。この際、太陽から自分にエネルギーが流れ込んでいるというイメージを想像すると、より効果的です。また、両手をこすり合わせることも、生体内の磁気を整えるのに役立ちます。
馬蹄形の磁石は、磁力を衰えさせないために鉄片を付けておきますが、同様に、ムダな磁気エネルギーの放出を防ぐことができます。