自然の力で、健康を手に入れよう。不自然な食事から解放された、美味しく外食も楽しめる玄米食で、新しい生活を始めましょう。

健康は誰もが重視する大切なテーマです。しかし、健康は外部から容易に取り込める性質のものではありません。自然食という概念を考えてみましょう。自然食品であるとしても、それを摂らなければ健康が損なわれると主張し、それに執着するのは、私にとっては非常に自然ではない態度だと思います。なぜなら、神は味覚という素晴らしい感覚を人間に授けてくれたからです。味覚を通して、人間は必要な栄養と不必要なものを見極める力を得ています。しかし、これを頭で得た知識によって歪めることが、様々な食事療法で行われています。その中でも、玄米食が挙げられます。
確かに、玄米を摂ることで体調が良くなるケースも存在します。しかし、その代償として、体重が減少し、むしろ体を損なう人々も多く見受けられます。ここで疑問が生まれます。何が確かなことと言えるでしょうか?例えば、玄米食を推奨する人たちが毒だと非難する白米を食べて元気な人もいるのです。
玄米菜食を実践し健康な人々と、何でもこだわらず摂食し健康な人々がいる場合、どちらが本当に健康的だと思いますか?また、世界中で玄米が手に入るかどうかも疑問です。私が常に言っているように、仙骨のない人はどこを探しても見当たりません。そのため、この本は英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ベトナム語といった言語に翻訳されても十分通用します。しかしながら、玄米菜食は外で食事することが難しく、弁当を持ち歩かない限り実践することが難しいと指摘しておきます。

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