ご存じの通り、人間の体は細胞によって構成されており、これらの細胞は分子から、さらに分子は原子から成り立っています。
以前述べたように、磁気的な力はミクロな物質、つまり分子や原子にも作用します。このことから、磁気が私たち人間にも大きな影響を与えることは容易に理解できます。
地球が発する磁気は、私たちの体内の微細な世界、すなわち血液、細胞、神経に影響を及ぼし、イオン(正または負の電気を持つ原子)の活動を促進するなど、さまざまな働きをします。
磁気は人体を構成し、維持する上で不可欠な役割を果たします。摂取した食物は体内で多様な化学元素に分解され、特定の方法で極性化されます。これにより、元素が集合し、さまざまな細胞が形成されます。細胞もまた、極性化された細胞同士が結合し、各種の器官を形成するのです。
これらの器官は極性化され、互いに結合し合うことで、人体と呼ばれる一つの大きな磁性体を機能させます。
棒磁石が磁場を作り出すように、人体もまた磁場を形成します。その結果、人体内では生命エネルギーが電流のように流れます。
この生命エネルギーの質と量は、極性化と磁化の強さや性質によって決まります。
言い換えれば、強く健康な肉体、生命エネルギーに溢れた肉体は、強く磁気化された極性を持ち、その間のバランスが理想的に保たれている状態を指します。