危険なランニングから卒業。健康へのステップが、安心と安全をお届けします

健康増進の一環として、特別な難しい手法ではなく、どなたでも簡単に実践可能な方法をご紹介いたします。これは大人はもちろん、子供からお年寄りまで、幅広い年齢層に適したものでなければなりません。国民性の違いに関わらず、誰でも取り組める方法であることが重要です。
それは「歩くこと」です。私は毎朝、自宅近くの公園や学校まで歩く習慣があります。おおよそ四十分のウォーキングです。この簡単な行為により、数々の身体的な利点があります。まず第一に、朝の食事がより美味しく感じられます。第二に、仕事においても集中力が向上し、頭の回転が活発になります。第三に、便秘の心配がなくなります。第四に、深い睡眠が得られます。第五に、全体的な若返りの効果があります。また、花や川の景色を楽しんだり、近隣の人々と挨拶を交わしたりすることで、普段の車移動では味わえない心のゆとりも得ることができます。もちろん、これには他にも多くの利点がありますが、自ら経験することが最も価値あると考えます。
かつてはジョギングが健康に良いと言われ、多くの人が取り組んでいましたが、最近では歩くことが重視され、ジョギングの参加者は減少傾向にあります。私は元々走ることが得意ではなく、息が切れて胸や心臓が苦しくなるため、ジョギングは避けていました。
これは一般的な考えかもしれませんが、無理な努力と苦痛が体に及ぼす影響を若いころから理解していました。もちろん、自身の体の限界を知ることも重要ですが、それが不自然な行為であれば、その結果は予測できるでしょう。
アフリカの大自然に生息する動物たちが走った後に、人間のように息を切らしたり咳き込んだりすることはありません。これは人間と動物の生理機能の違いによるものです。最近、アメリカの医学博士が発表した研究によれば、ジョギングを継続している人々とそうでない一般の人々を比較した結果、何もしない一般の人々の平均寿命がはるかに長いことが示されました。
この結果は驚きかもしれませんが、詳細を見てみると新たな事実が浮かび上がります。ジョギングを行う人々は、原因不明の急死のリスクが高まることが分かりました。これは突然、一日を通して元気だった人が急死するケースです。
日常で「元気だったのに、丈夫だったのに、そんな人が亡くなるなんて」という話を聞くことがありますが、これに無関心でいることが、日本人の悪い癖かもしれません。
したがって、「なぜ」の疑問が生じたなら、第二、第三の犠牲者が出る前に、その原因となる行動(ここではジョギング)をやめさせるために、警告や説明を行うことが重要です。私はジョギングがすべて悪いと主張しているのではなく、肉体的な挑戦は無駄ではないと考えています。しかし、健康を損なう可能性があるならば、その理解を促し、中止することが必要です。
人間は立って生活しています。すなわち、二本足で生きています。四本足の動物とは構造が異なります。四本足の動物は速く走るために四本の足が備わっていますが、人間は肉体をあまり使わずに頭脳を使って移動する運命にあります。速く走りたいのであれば、頭脳を使って移動できる乗り物を発明することが重要です。

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