人間を健康で幸福な状態に導くためには、ますます注目されるのが、私たちの内面に存在するエネルギーです。まず、このエネルギーを観察することが重要です。
この観察において、宇宙サイクルへの意識も欠かせません。特に注目すべきなのが「ノー・リーディング」と呼ばれる状態です。これが、人間の回復のリズムを理解する上で鍵となります。
ノー・リーディングとは、体が「外部からの刺激は不要。自己回復に十分な働きをしている」と示している状態です。ここに何かしらの刺激を加えることは、かえって回復プロセスを乱し、妨げてしまいます。
面白いことに、活動を続ける中で、ノー・リーディングは満月と新月の時に特に現れやすいことが分かりました。どのオフィスでも、満月と新月の日には、ノー・リーディングの人が圧倒的に多いのです。
昔から月は、ルナティック（狂人）と呼ばれるように、人間の精神や肉体に大きな影響を与えるものとされています。実際、これが具体的な数字で裏付けられた事例もあります。例えば、中国の学者脹駒翔氏（音訳）が発表した研究によれば、月の満ち欠けが交通事故の発生に影響している可能性があります。北京で開催されたフォーラムでの発表では、満月と新月、上弦と下弦の日などに中国では年間147日、つまり全体の40%で交通事故が発生していると報告されています。
アメリカでも、医師たちがバイオリズムに注目し、手術の日程を注意深く選ぶことで死亡率や出血のリスクが低減し、回復が促進されるとされています。
治療間隔は症状の程度に応じて、初期は3〜4日から始め、ノー・リーディングの頻度が増えるにつれて、徐々に10日に1回、月に2回、月に1回と縮小していくべきです。
月に1回でもノー・リーディングが発生する場合、その人は健康な状態であると言えます。そのため、半年に1回ほどの診察で十分です。
こうした変遷により、仙骨のバイブレーションが高まると、自己実現と人生変革の力が内面から湧き出てきます。