「逆光」 あなたの可能性を輝かせる

さて、良法の実際に話を戻しましょう。 良法を行なうと、その効果は早い段階で目に見え始めます。
腰痛や関節痛で、歩けないほどの苦痛を訴えて来院する方々がおり、その中には帰りには歩いて帰れるようになったという例も珍しくありません。また、目を閉じて片足立ちする平衡感覚のテストを行なった方もいます。
その方々は、良法を行なう前は数秒しか立っていられなかったのに対し、良法を行なった後は数十秒も立っていられたそうです。この変化は、仙骨の回転が速くなった結果と考えられます。良法によって高まる仙骨の振動は、その後も持続します。体が様々な方向に動く感覚や、眠気の増加など、様々な反応が現れることもあります。
また、一時的に痛みが悪化したり、発熱したりすることがありますが、これはMRTでは「逆光」と呼ばれています。
逆光は、仙骨の振動が高まり、全体的に振動の強い状態に移行する兆候であり、この段階を乗り越えることで、患者は一歩前進することができます。そのため、逆光は多くの場合、待ち望まれる重要な過程です。
東洋医学や漢方にも、好転反応や瞑眩反応など、似た概念が存在しますが、これらの用語は治療の失敗をごまかす隠れた言い訳にもなり得ます。患者は、具合が悪くなっても、「それは好転反応だから」と言われてしまえば、何も言い返せません。
逆光についても同様に、疑念を持つ方がいます。激しい逆光が現れた場合、「本当は悪くなっているのではないか?」と不安になる方もいます。そのような場合には、私は「私があなたの体に何か無理なことをしましたか?」と問います。私が行なったのは、ごく軽い仙骨への刺激だけです。したがって、逆光は体の自然な反応として解釈できます。

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