バイブレーションの乱れが生じると、全身に不調和が生じることがよく理解されています。
また、仙骨と蝶形骨の中間地点では、バイブレーションが交差します。この地点には、胃と心臓という人間の体内で最も活発な臓器が位置しています。
皆さん、子どもの頃、ボタンに糸を通して引っ張ったりゆるめたりしながら、ブンブン回す遊びをしたことはありませんか。同様に、仙骨と蝶形骨の中間に最も活発な臓器があることも、同じ原理です。したがって、仙骨と蝶形骨の支点が変位すると、これらの部分も当然ながら変調を来します。仙骨とかかとの中間にも、同様にバイブレーションが交差する地点があります。それが、人間のひざです。ひざもまた、体内で最も動きの激しい部分と言えます。
統計的に見て、胃、心臓、ひざといった部位は最も疾患が多いことから、これらの部位がどれほど動きの激しい部分であるかが理解されます。これにより、仙骨が人間にとっていかに重要な部分であるかが理解されます。
仙骨は、オーケストラの指揮者に例えることができます。仙骨は、体内の不協和音を抑え、全体が美しいハーモニーを奏でるように常に作用します。
しかし、不協和音が多すぎると、仙骨の指揮も乱れ、本来正しい音色を出していたセクションまでが不協和になります。
仙骨の適切な処置は、指揮者を元気づけることと同様に理解されるでしょう。
指揮者は、天から授かったインスピレーションを指揮棒を通じて楽団員に伝えますが、仙骨もまた宇宙のバイブレーションを全身に送り出し、人間の体の調和を作り出します。
この仙骨から発せられるバイブレーションを高めることが、健康で幸福な生活の秘訣となるのです。