「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、人間のバイブレーションが高まれば、自然に周囲にも高いバイブレーションを持つ存在が引き寄せられます。逆に、バイブレーションが低い場合、低いバイブレーションの存在が集まってきます。近頃、マスメディアでよく取り上げられる霊障も、これは低いバイブレーション同士の共鳴から生じる現象なのです。
霊障と聞くと、不気味で危険な出来事のように感じられるかもしれませんが、私に言わせれば、それが実際に起こるかどうかは別として、よからぬ人物と付き合うことと同じリスクがあると言えるでしょう。「霊が悪さをするから自分のことが上手くいかない」と考えることは、責任逃れであり、そうした人は日常生活でも他者に責任を押し付けがちです。
現代社会では、このような霊的な不安をビジネスに利用する人々が多く存在するため、注意が必要です。「除霊」と称して実際に能力のない人がいるかもしれません。本物の霊能者のもとには様々な霊が存在しており、現在の霊を追い出してしまうことで、どのような悪霊が引き寄せられるかは分かりません。
私は生命波を用いて霊を追い出した経験がありますが、霊の存在を否定するつもりはありません。しかし、素人が霊について無駄に心配するよりも、実際の生活をしっかりと過ごすことが重要です。「さわらぬ神にたたりなし」は名言であり、霊についても同じことが言えます。霊を追い出すことよりも、まずは自身のバイブレーションを高めることが先決です。本来、健康な仙骨を持った人間には霊の取り憑かれることはありません。その意味で、最近の霊ブームはあまりにも低い次元の霊に焦点を当てすぎているように感じます。
人間の霊性について考えるなら、より高い神界に目を向けるべきだと私は考えます。