悩まされていた腰痛が、突如として激しくなり、私は迫られるようにして病院通いを始めました。
最初に診断された結果は、「背骨が劣化していますね」とのことでした。しかしながら、治療といえば痛みを和らげる注射だけで、納得がいかず、別の整形外科を受診しました。そこでもレントゲンの結果は同じで、「背骨が減少していますね」と前回の医師と同様の診断でした。そして、毎日続く痛みを和らげるために、痛み止めの注射と25キロの牽引器による治療が行われました。しかし、その治療法では改善せず、悪化の一途をたどりました。
ついに手術が必要だと宣告されました。手術日は八月十日に設定され、背中を切開し、すり減った背骨を針金でつなぐという大がかりな手術が予定されていました。手術後は半年間は石膏に包まれ、上半身を固定されたまま寝返りもできない生活を強いられ、その後も半年間はリハビリテーションが必要とされました。
私は迷いました。手術を受けるべきかどうか。そんな時、内海先生のご紹介を受けたT様に出会いました。それは手術の2週間前でした。その時点ではもはや一人で歩くことも難しい状態で、その日、二人に支えられて初めてMRT本部を訪れました。内海先生の診断結果は驚くべきことに、「ただの腰痛で手術は必要ありません」とのことでした。
当初は信じがたい話でした。大手術と半年のリハビリが示されていたのに、急に治ると言われても、私の痛みを考えると疑念を抱かざるを得ませんでした。しかし、初回の治療が終わった日、内海先生は「一人で歩いて帰りなさい」と言いました。心の中では「歩けるわけがない」と思いましたが、立ち上がると痛みが軽減され、思いがけず一人で歩けるようになりました。その瞬間、内海先生を信じざるを得ませんでした。この状態になって初めて希望が湧きました。
その後も通院は続きました。最初は50メートル歩いては休み、歩いてはまた休みという感じで通院していました。通院の頻度が徐々に減り、週に2回、1回、月に2回、そして月に1回となるにつれて改善が確認できました。現在は仕事も十分にこなせる状態に回復しました。
ただし、内海先生の忠告は徹底的に守る必要があります。熱いお風呂は避け、体温と同じ温度のお湯につかり、風邪を引いても薬は摂らず、重いものは持たず、寒い日でもカイロやこたつを使わないようにしました。
今振り返ってみれば、一か月ほどたった頃に私の生活はかかっているもので、内海先生には「まだ働いてはいけない」と忠告されながらも、内緒で働いていました。もし、その時に働いていなかったら、もっと早く回復していたことでしょう。
もう一つ注目すべき変化があります。それは生理に関することです。私は42歳という年齢にもかかわらず、生理が停止していました。内海先生の治療を受けて28日サイクルで正常に戻りました。驚くべきことに、仙骨の異常と脳のホルモン系の不調が原因だったそうです。
私は現在も病院で働いていますが、治療前と似たような症状の患者を見かけます。医師の治療法は依然として痛みを和らげる注射だけで、悪化すると「手術が必要です」と一言言われることがあります。私はできる限り内海先生を紹介していますが、信じてもらえないことが多いのが現状です。
信じて治療を受けた方は劇的に改善していますが、信じないで病院通いを続ける方々も多いです。