この竜が目を覚ますと、その力は背骨を伝って脳天に至り、神通力の源となると伝えられています。
仙骨と蝶形骨が特に調和する状態は、言葉で表現することができるでしょう。
クンダリーニ・パワーは昇華され、適切に利用されると、様々な超能力を引き起こす力強いエネルギーですが、通常は性の力として眠っています。
この強力な力が人間に備わっているなら、多くの人がそれを目覚めさせてみたくなることでしょう。しかし、竜が眠っている理由は、単に眠っているだけではないと言えます。クンダリーニ・パワーは、正しい手法で目覚めさせない限り、非常に危険なものとなります。それは、普通の人間には制御できないほど強力なエネルギーを発します。自己流でヨガや呼吸法に没頭して、万が一にもこのパワーを目覚めさせても、それはまるで自転車にジェットエンジンを取り付けたようで、バランスを取るのが難しいのです。
その結果、仙骨に偏ったエネルギーが生じれば、その人は上半身は人間でありながら下半身は獣となり、異常に発達した性欲に困る「セックス・アニマル」として、まともな日常生活を送ることが難しくなります。
さらに、蝶形骨周辺でエネルギーが発生すれば、その人の社会生活においては隠された性格が噴出し、性格が破綻するか、思考が混乱することになります。
性エネルギーは非常に強力なため、全開になることなく仙骨に封じられ、調整されたエネルギーの一部だけが徐々に日常生活に流れ込んでいます。これは、火山とマグマの関係に例えられます。したがって、性エネルギーの源である仙骨を調和させると、勃起不全から不感症、早漏、生理痛など、他の治療法では難しい症状も自然に改善されます。